制服組トップ会談で露呈した「日米の差」
一方、河野氏とスウィフト氏の議論はいまひとつ噛み合っていないのだが、スウィフト氏は尖閣問題について、持論を積極的に述べている。
それらの内容を踏まえ、河野氏はデンプシー氏との会談にどのように臨んだのか。
意外にも、最初の話題は日韓関係である。歴史問題の影響などから、日韓での防衛交流の停滞に苦慮している現実を訴え、デンプシー氏の懸け橋役を頼んでいるのである。デンプシー氏も、とりなしてみよう、との姿勢だ。
その一方、安保法制や尖閣問題については、デンプシー氏はこれといって印象的な発言をしていない。立場上、センシティブな問題であるとして言及を避けたのだろうか。いずれにせよ、政治的中立の原則を忘れ、米国で安倍自民党の衆院選勝利を宣伝しまくったあげく、その事実が漏れて国会やマスコミで叩かれまくっている日本のトップとは大違いである。
