金正恩氏が「安倍首相」にビビらない理由
もっとも、これは中国に限った話ではなく、日本の安倍政権も同様だ。
北朝鮮は、日本の対北戦略の中で人権問題が重く扱われていないことを知っている。なぜなら安倍政権は、日本人妻の帰国を提案してきた北朝鮮に対し、事実上「いらない」との回答をしてしまっているからだ。
拉致被害者の帰国を優先させたい政治的な事情があるとしても、「安倍政権の関心事は世論の支持率であり、人権問題ではない」と北朝鮮に見透かされるのは、外交戦略上も得策とは言えないだろう。
日本が国際社会で妥協なき「人権攻勢」をしかける“厄介な国”にならない限り、金正恩氏は安倍政権から、さしたる圧力を感じることはないのである。
