北朝鮮、幹部虐殺の裏に「薬物汚染」のウワサ
最高権力者ですらそうなのだから、中間管理職はなおのことだろう。粛清あるいは更迭説のある崔龍海(チェ・リョンヘ)党書記のように、あっけらかんと「変態性欲スキャンダル」の主人公になれる人間の方が少数派かもしれない。
また、金正恩時代に入ってからは、父・正日氏の7倍のペースで側近の処刑が行われているとも言われ、幹部らが日々感じている緊張感は、文字通り死と隣合わせなのだ。現実逃避に走るのもうなずける。
しかし、行政を司る幹部がその有様では、薬物の乱用など止めようもないだろう。薬物汚染はすでに、高校生にまで広がっている。北朝鮮当局も取締りに力を入れてはいるが、イタチごっこだ。
仮に近い将来、北朝鮮の体制の自由度が増して改革開放の波が生まれることになっても、現在の薬物汚染が悪い影響を残しはしないか。心配でならない。
