「韓流女性」を銃殺、「国際電話」で処刑…北朝鮮「人権侵害」の実態(2)
最近では、「喜び組」を題材にした韓流ドラマを密売した女性らが、当局により銃殺される出来事があった。またイギリスのテレグラフが9月、米国映画のDVDをこっそり視聴した北朝鮮の若者らが公開裁判にかけられる様子を収めた動画を公開したことも記憶に新しい。
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まさに許されざる人権蹂躙だが、こんなことをしたところで、北朝鮮の人々が一度覚えた「自由のイメージ」を忘れることなどあり得ない。そもそも、金正恩氏の周りを固める側近の中に、韓流ドラマやハリウッド映画を「一度も観たことがない」という人間が何人いるのか。正恩氏は、まだ30代だ。今後、彼の周りでは現在よりいっそう若い幹部たちが側近として台頭してくるだろう。その中には恐らく、外国のドラマや映画を観たことのない者などひとりもいないに違いない。
「外国のドラマにいちいち目くじらを立てるのもバカらしい。そんなことで国際社会から責められたのではたまらない」――国際社会が圧力を強めて行けば、いずれこんな投げやりな空気を北朝鮮の権力中枢に醸成するのも不可能ではなかろう。
