制裁論議を横目に拡大する韓国の対北朝鮮貿易
そしてもうひとつは、経済交流を通じて北朝鮮の人々に徐々に影響を与え、内部からの変化を促すためだ。開城工団において労働者の「おやつ」として配られているチョコパイが、北朝鮮の市場で大人気商品となり、庶民経済の「草の根資本主義化」を促す一要素になったことはよく知られている。
(参考記事:開城工業団地労働者、チョコパイ賭けた必死のバレーボール試合)北朝鮮の核の暴走に断固たる態度を示すことも必要だが、関係国の利害が錯綜する中では、経済制裁によって真に効果を上げることは難しい。
(参考記事:日米韓は「北朝鮮を追い詰めているフリ」など止めるべきだ)人権問題のハードルはあれど、長期的な視点から言えば、硬軟両面でのアプローチを考えてみることも必要だろう。
いっそ、開城工団のように韓国だけで細々とやるのではなく、国際社会が一丸となって北朝鮮の変化を促す戦略を模索すべきではないのか。
