金正恩氏の無邪気な「新兵器自慢」に危ういウラ側
しかし現代の民主主義国家というものは、「国民と国富の一部を犠牲にしてでも、先手必勝でやっちまおう!」などという判断は出来ないようになっている。一方、北朝鮮のような残忍な独裁体制は、国家のために国民を平気で犠牲にする。だから、経済制裁にもよく耐えてしまう。
(参考記事:橋崩落で500人死亡の「地獄絵図」…人民を死に追いやる「鶴の一声」)こうした構図のまま時間が経過すれば、いずれ朝鮮半島のパワーバランスにも変化が出てくる可能性はある。
もし、30年後も金正恩体制が今と変わらず、その間に300発の核弾頭が製造され、日本の大部分を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」や弾道ミサイル潜水艦に搭載されたらどうなるだろうか。正恩氏がブチ切れて「核の報復」に出てくるのを覚悟で、経済制裁を強化したり、集団的自衛権の行使に踏み切ったりできるだろうか?
(参考記事:金正恩氏が日本を「核の射程」にとらえる日)そうなる前に根本的な原因を除去すべきなのだが、そのために使える時間は無限にあるわけではない。金正恩氏の暴走の裏に何があるかを読み、抜本的な対策を練ることが必要だ。
(参考記事:金正恩氏が「暴走」をやめられない本当の理由)