金正恩体制を支える「処刑部隊」――その悲しき内幕

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そもそも保衛部の内幕については、詳細に伝えられることがほとんどない。若者たちが外国の文化に触れただけで捕まえて行き、残忍な取り調べを行う保衛部だが、実はそうした任務は、彼らにとって必ずしも優先度の高いものではないという。

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保衛部にとって優先度が高いのは、まず北朝鮮首脳部を狙ったテロ行為の摘発であり、次が宗教活動の取り締まり。そこに、スパイ事件の捜査などが続く。そして、そうした事件の容疑者たちは信念のために行動していることが多いために、捜査の過程で反撃され、保衛部から殉職者が出ることも少なくないというのだ。

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彼らがそこまで体を張るのは、ほかでもない、自らの生存のためだろう。北朝鮮の人々は生き残るために、何らかの「道」を、自らの判断で選択せねばならない。残忍さで知られる保衛部員たちもまた、そのような選択を迫られた北朝鮮国民の一部であるということだ。