金正恩氏が秘密資金を預けた大阪にルーツの「有能なギタリスト」
金正恩氏が後継者に内定された2009年頃には、この統治資金をめぐって金正恩氏と金正男氏の間で対立関係が生じたという。
その金正男氏は今年2月、マレーシアで猛毒の神経剤VXを顔に塗りたくられ、殺害された。筆者は、金正恩氏が金正男氏の暗殺を決断し、北朝鮮当局が企画、実行したと見ている。かつての金庫番とされる金正男氏が暗殺された後に、金正哲氏が金庫番になっていたとするなら、その関連性が気になる。
(参考記事:金正男氏を「暗殺者に売った」のは誰か…浮かび上がる「裏切り者」の存在)李潤傑氏は、金正哲氏が金庫番のみならず、国家保衛省(保衛省)の海外の反探(スパイ担当)組織でも大きな役割を果たしていると指摘している。次稿では、金正哲氏が与えられた意外な役割と金正男暗殺事件との関連性について見てみたい。
