金正恩氏のベンツを追い越して粛清…北朝鮮「運転兵」の天国と地獄
翌日、軍総政治局の会議場に、その師団長の姿はなかったという。軍事行政トップである人民武力相のささいな言動に激高し、文字通り「ミンチ」にして処刑してしまう正恩氏の気の短さを考えれば、師団長とともに運転兵までもが悲惨な末路を辿ったであろうことは想像に難くない。
これと似たようなエピソードは、ほかにもある。
いまも生死の境をさまよっている今回の亡命兵士は、追手が雨あられと銃を乱射する中、徒歩で軍事境界線を突破している。どれほどの危険が身に迫れば、そこまでの行動に出られるものなのだろうか。
