暴動起こした北朝鮮女性200人の悲劇…強制合宿に苦しんだ末に

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その後、当該幹部は不審死を遂げ、当局は「自殺」と発表したが、真相は不明である。

この騒動は単なる賃金トラブルにとどまらず、コロナ封鎖下で蓄積された不満と、反人権的労働環境に対する抵抗が沸点に達し爆発したものと見られる。特に、現地に派遣された20~30代の女性労働者約2000人は、長期にわたる外出禁止や暴力、強制合宿などに苦しんでいた。

結核の集団感染や、うつ病で病院に搬送された者が治療も受けず強制帰還されたとの証言もある。

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北朝鮮はこうした事態を再発させないため、秘密警察による監視と取り締まりを強化している。朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍人を民間人に偽装して海外派遣するなど、忠誠心と統制を重視する労働者管理体制を続けている。しかし、派遣労働者の不満は各地で噴出しつつあり、2023年にはアフリカ・コンゴでも暴動が報じられた。

体制に対する盲目的な忠誠よりも、現実の生活と生存を優先する姿勢は「チャンマダン世代」を中心に広がっており、北朝鮮当局にとって深刻な内部リスクとなりつつある。